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2011-12-25 06:00

「ワープする宇宙  5次元時空の謎を解く」 リサ・ランドール 著

ワープする宇宙―5次元時空の謎を解くワープする宇宙―5次元時空の謎を解く
(2007/06)
リサ ランドール

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この本をおととし本屋さんで見つけたとき、
5次元という少し前ならSFの世界だったことが、
大学で真剣に研究されていることに感慨深いものを感じました。
(ただし、ワープというのはSFのワープではなく、歪曲したという意味でした。)
著者が女性だったことも読みやすい気がしました。

リサ・ランドールさんの経歴は (本の背表紙より)

     ハーバード大学卒業。理論物理学者。現在、ハーバード大学物理学教授。
     プリンストン大学物理学部で終身在職権をもつ最初の女性教授となる。
     また、マサチューセッツ工科大学およびハーバード大学においても理論物理学者として
     終身在職権をもつ初の女性教授として迎えられる。
     1999年、「ワープした余剰次元」という理論を発表し、一躍注目を集める。    です。

日本へも2005年来訪されています。

この本は一般の人にも理解しやすいように数式を一切使わず、図でイメージしながら読む形式なので
最後まで興味深く読めたのですが、今まで見たことも聞いたこともないことなので
イメージするのはちょっと時間がかかりました。
へぇ~、ほぅ~ という感じで読みすすみ、
あと2回は読まないといけないな、というのが読後感でした。

なぜ見えない次元を考えるのかというと
空間が3次元に限定されていたときには不可解でしかなかった粒子の性質と力との関係も、
もっと多くの空間次元がある世界では、きれいに調和して見えるからだそうです。

そして、余剰次元はずっと微小だと考えられてきましたが、無限大であるかもしれないそうです。


この本に書いてあることが事実だとしたらこのような世界になるのかなという想像を図にしてみました。
想像といっても、ブレーンの図は、p93【図28】ブレーンワールド と p94【図29】マルチバースを元にしています。
                             
                              ↓5次元などの余剰次元ブレーン図 新進
  ↑
私たちの住む宇宙以外の他のブレーンは何次元かわからないと書きましたが、
外側の余剰次元よりは低次元だそうです。


図をかくのに参考にした部分の文章を、そのままではなくまとめた形で抜き出しました。

  私たちの住む宇宙は余剰次元の海に浮かぶ3次元ブレーンに収容されている可能性がある。
   重力は余剰次元に伸びていけるが、
   恒星や惑星や人間、そのほか私たちが知覚するすべてのものは、
   3次元のブレーンに拘束されているのかもしれない。(p93)

  アインシュタインの重力理論は3次元でも4次元でも10次元でも通用する理論なのだ。(p61)

  重力は空間のいたるところで、どの方向にでも働くはずだ。(p92)

  ダークエネルギー・・・重力効果から推測されるが、その正体は不明なエネルギー、
    を説明できる新たなものが別のブレーンに、あるいはバルクとブレーン両方に広がっている可能性がある。(p96)
 
  もし別のブレーンに生命体がいたとしても、
    私たちのブレーンの生き物とはほとんど共通点がないだろう。(p96)

  すべての粒子がブレーンにとらわれるわけではなく、
    一部の粒子は自由にバルク内を移動できているのかもしれない。(p89)
                    ↑
      今回この部分は図に入れなかったのですが、
      この一部の粒子にニュートリノが入っていたら…と想像しました。


この本を再度読んでみたのは、前記事に書いた
ニュートリノが光より速いという実験結果の可能性のひとつとして、
 ニュートリノが異次元を通った、があるの新聞記事」をみて異次元の存在が急に気になったからですが、
          ↑
    ただし、佐藤勝彦・自然科学研究機構長は、
    「仮想の粒子ならともかく、ニュートリノという実際の粒子にあてはめるのは難しい」
    と、この考えに否定的です。(9月24日読売新聞より)

5次元は本当に存在しているのでしょうか。
CERN(セルン)の大型ハドロン加速器(LHC)での実験によって
証拠が発見されるのではないかと期待されているようです。
この本を読んでいると5次元はすぐ隣にあるような気がしてくるのですが、
「5次元発見!」 というニュースはまだ聞こえてきませんね。

この理論とは別に
ひも理論 (自然界の最も基本的な単位は粒子ではなく、振動するひもである)がありますが、
余剰次元の研究は、ひも理論から派生したものなので重複している点も多いようです。
ひも理論はさらに超ひも理論に発展し有望視されているようですが、
証明が難しそうです。

たいへん長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました



     今月31日の夜9時から3時間枠で放映されるNHKBSプレミアム「コズミックフロント年末スペシャル」に、
       前記事の本「宇宙は何でできているのか」の著者 村山 斉さんが
       解説者として出演されるようです。 
 


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2011-12-17 06:00

「宇宙は何でできているのか」 村山 斉 著

宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)
(2010/09/28)
村山 斉

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今、宇宙の研究がどのへんまでいっているのかがざっとわかる本で、多くの人に読まれているようです。

私たちの目に見える星たちは、すべて足し合わせても
宇宙の全エネルギーの 0.5パーセントにしかならないというのは驚きです。

この本のデータやテレビの番組などからわかった範囲で宇宙のエネルギーを図にしてみました。

宇宙の泡構造 新

大きな謎になっている 暗黒物質(ダークマター) と 暗黒(ダーク)エネルギー
著者は、暗黒物質(ダークマター)と聞いて
スターウォーズダースベイダーの顔を思い浮かべたと書いていますが
私も確かに思い浮かべました。

星や銀河は宇宙に一様ではなく、のように分布しています。
一部分の観測ですが、その分布は、
重力から予測される暗黒物質(ダークマター)の分布とほぼ一致しているそうです。 (テレビ番組より)
私たちの住む太陽系も、
天の川銀河の中心にある大きなブラックホールの重力だけではどこかに飛んでいってしまうそうで、
暗黒物質(ダークマター)に引き留められているようです。

もう一つの暗黒(ダーク)エネルギー73%もあるのにその正体はほとんどわかっていません。


この本の著者の 村山 斉さんは東京大学数物連携宇宙研究機構長で
本のサブタイトルが 素粒子物理学で解く宇宙の謎なので、

途中からクォークとかミューオンとか、いろいろ名前が出てきます。
私は関係性がわからなくなって何度も表(ひょう)のページに戻らなければならず、
初めて読む源氏物語のようでした。

さて、最後のほうに
「そもそもアインシュタインの重力理論がまちがっているのではないかと大胆なことを言う人もいます」
というところがあり、それだけはあってほしくないと思いました。
簡単な入門書とはいえ、今まで私が本を読んできた時間はどうなるのでしょう(小さっ)

と思っていた矢先のことでした。
ニュートリノが光よりも速いという実験結果が出てアインシュタインの特殊相対性理論の修正が必要か!!
というニュースが流れたのは。 重力ではなく光の速さのほうでしたが…。

9月24日などの読売新聞を参考にすると、これには3つの可能性があるようです。

  1 実験の方法などで問題があるかもしれず、決定はできない。     
      村山 斉機構長も、「アインシュタインの理論を捨てなければならないとはにわかには信じられない。
      検証していかなければならない」と述べられています。

  2 実験結果どおり光よりニュートリノのほうが速い
      これでどういうことが起こるのかという問いに、村山 斉機構長
      タイムマシンなど奇妙なことが起こる可能性があると答えられています。

  3 実験結果は見かけ上正しく、相対性理論とも矛盾しない
      5次元や6次元といった別の次元があり、ニュートリノはそこを近道して通ったので
      早く着いたように見える。

      そういえば一昨年読んだ本で異次元を研究しているものがありました。
      次回はその本について書きたいと思います。


話は元の本に戻るのですが、その中に、
存在が予言されているものの、まだ見つかっていない粒子があり、ヒグス粒子です
というくだりがあります。
これが、かなりの高確率で見つかったという発表が先日ありましたね。

たいへん長くなりましたが、読んでくださり、ありがとうございました

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2011-12-05 10:44

♪「A funk odyssey」 ジャミロクワイ

これは私が持っているCDなのですが、

Funk OdysseyFunk Odyssey
(2001/09/12)
Jamiroquai

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なぜ持ち出したかというと、前記事の
ホーキングの最新宇宙論―ブラックホールからベビーユニバースへ ←こちらをクリックしてください
                         (NO イメージ なのがもどかしい<m(_ _)m> )

と表紙のデザインが似てませんか!!? と言いたかったのです

ジャミロクワイは宇宙っぽい曲が多いからそのメージですね。


このアルバムの中でとても好きなのが Picture of my life  

哀愁が漂っているけれど暗くはなくて、遠くに伸びている感じ という私の好きなタイプです。
30秒ほど曲が流れます。もしよろしければ…。音が大きいのでご注意ください。


今まで歌詞を見ないで曲のイメージだけで聴いていたので改めて日本語訳を見てみると、
予想より相当哀愁めいてました。


でも、なんといっても有名なのは
数年前にカップヌードルのCMで流れていた Virtual insanityですよね。 (後で知ったのですが。)
私もこの曲を聞いてジャミロクワイ、いい!!と思いました。

どんな曲だったかなと思われた方はこちらをどうぞ。音にご注意ください。




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2011-11-27 00:11

天体望遠鏡はどれがいい?

ずっと、ぼんやりと疑問に思っていたことに答えてくれる新聞記事を見つけました。

それは、土星の環を見るのに適当な望遠鏡はどれかということです。

同じ疑問をもっていて、この記事を読まれてない方もいらっしゃると思いますのでまとめてみました。


   初心者、お子さんへ

      ビクセンのポルタⅡ A80Mf (希望小売価格5万7750円)

       都会のベランダからでも、月のクレーターや土星のリングがきれいに見える。
       工具を使わずに組み立て・分解できるうえ、約9キロと軽い。


   中級者向け

       ビクセンのED81S-SXW (同35万1750円)

       天体を長時間見たり、写真を撮ったりしたい人向け


   上級者向け

      高橋製作所のTOA-130N (定価118万6500円)

       上質な写真が撮れる。
       移動可能な天体望遠鏡の中では最高機種で、多くのベテランが使っている。

(2011年10月5日読売新聞 プロがナビするベスト3  アストロショップ スカイバード店長 鈴木勝実さんのナビより)


私が子どもの頃、父親が天体望遠鏡で月の表面土星の環を見せてくれたのですが、
最近またそれを見てみたいなぁと思うのです。木星のシマシマも。
特に土星の環は今でもくっきりと記憶に残っていて、
私が宇宙の成り立ちなどに今興味があるのもこれが原点だろうと思います。

そして弟の記憶にも土星の環は残っていたとみえ、
ある日私が実家に帰るとこの本が置いてありました。
(もう10年以上も前のことですが)

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私は、当時騒がれ始めていたブラックホールという言葉に魅かれて読んでみました。

が、さっぱり理解できませんでした。

が、一つだけ、はっきりとわかったことがあり、それは、
宇宙を理解するためには
どうもアインシュタインの相対性理論をかじらなければならないらしいということでした。
というのも、相対性理論という言葉がこの本のそこかしこに出てきたのです。

この時から、
やさしい」とか「誰にでもわかる」と銘打ってあるのを特に選んで(読むたびに嘘っと思いました)
アインシュタインの相対性理論に関する本(の入門書の中の入門書、マンガあり)を読み始めました。
ですので、上の本が、私の宇宙に関する本の原点となりました。


さてさて、天体望遠鏡ですが、
私が購入するとしたらもちろん初心者用ですが、うーむ、5万となると他にもほしいものはいろいろあります。
ブーツが駄目になって捨てたところですし…。
ですので今すぐというわけにはいきませんが、
確かな目安ができました


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2011-11-20 06:00

『拳眼(けんがん)』  土門 拳 

拳眼拳眼
(2001/11)
土門 拳

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前記事で、映画の小津安二郎監督は「画面を納得するまで徹底的に作り上げた」 と書きましたが、

同じようなことが書いてあった本を思い出しました。

日本を撮り続けた写真家 土門 拳(どもん けん)さんの 「拳眼」です。

その中に、仏像と寺の写真集 「古寺巡礼」 撮影時のはなしがあるのですが、


    薬師寺とかぎらず、どこの寺でも、まったく恥ずかしいほど何度も何度も行った。
   いつも、朝から夕方まで、閉門時間もとっくに過ぎて、人っ子ひとりいない境内に真っ暗になるまでねばった。
   それで撮影完了して、その旨を挨拶して帰った男が、翌朝また現れるのである。
   実は宿屋へ帰って風呂につかっていると、
   その日撮影したもののうちで、どうしても不満なものが思い浮かぶのである。
 
   それで翌朝また行くのである。         
   東京へ帰って、現像した結果が思わしくないときもある。
   それでまた行くのである。


ということでした。


この本は

土門拳さんの幼年時代から写真家になるまでに始まって、

日本の古美術建築人物写真と、それにまつわる話で編集されているのですが、

写真の中で私が特に惹かれたのが 国宝の 彩絵檜扇(さいえひおうぎ) で、檜の薄板を綴りあわせたです。

これは和歌山県新宮市 熊野速玉(はやたま)神社に伝えられる十握のうちの一握で、

足利義満奉納と伝えられるそうです。

金銀の粉が霞のようにまぶされた中に笹の葉のような緑の葉、その上を二羽の白鷺が飛んでいるという

繊細で華麗な絵が描いてあります。

一度、実際にみてみたいものです。


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